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全体の感想(2003.7月号)
日時: 2003/07/15 01:11
名前: 赤川仁洋   <touzin@sannet.ne.jp>

今月号の全体の感想や、個別のスレッドが立っていない作品の感想は、ここでお願いします。作者や作品を侮辱するような発言は、ご遠慮ください。
メンテ

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Re: 全体の感想(2003.7月号) ( No.1 )
日時: 2003/07/16 10:13
名前: ぺん

赤川さま。
トライアングル及び文華7月号の編集お疲れさまでした。改行してくださったおかげで、とても読みやすくなっていました。ありがとうございます。画面もイラストも素敵でした。

トライアングルは、どの作品を読んでもすばらしく、選考に悩まれたのではないかと、ご苦労を思いました。

ナイトクローラーさんの被験者A
中里奈央さんの影
小城ゆり子さんの道子ちゃんへ、を読んだところです。文章が洗練されていて読みやすく、想像する楽しさを味わってます。
ネットで長いものを読むこと、あまりないのですが、これから7月号ぜ〜んぶ楽しみたいと思います。
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ぺんさま ( No.2 )
日時: 2003/07/16 16:21
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>

書き込み、ありがとうございます。
課題作品は、みなさんの力作を読んでいるうちに、これはもっとちゃんと編集して、しかるべき扱いをしなければ申し訳ないと思うようになりました。
「ところてん」も、読み応えがありますよね。わたしも、近日中に書きたいと思っています。

トライアングルが終わったので、気持はすでに3周年記念の「ライターズ倶楽部」に方にいっています。小説やエッセイで鍛えている人は、ライターとしても通用する筆力を持っているので、未経験者の方でもどんどん会員登録していただきたいと思っています。
メンテ
Re: 全体の感想(2003.7月号) ( No.3 )
日時: 2003/07/17 15:25
名前: 中里 奈央
参照: http://laguz.gaiax.com/home/kamemama

鈴雪さんの「大盛り婆」について

鈴雪さん、こんにちは。
今回は専用のスレッドを立てないんですか。

私は、おじいさんとおばあさんの出てくる小説が大好きで、

『大盛りを注文したのは、かなり高齢のおばあちゃんだった。小柄で、腰が曲がっていて、骨と皮のような、ひなびた肉付き。どう見ても、大盛りを食べられるような体つきではなかった』

を読んだだけで、既に感動しているおかしな読者ですが、真夏の暑くてだらけた日、おばあちゃんの出現で空気が急に緊張し、店内が張り詰める様子が伝わってきます。

短い作品ですが、密度の濃さが良いですね。
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中里さん ( No.4 )
日時: 2003/07/17 16:00
名前: 鈴雪

中里さん、こんにちは。
「大盛り婆」の感想ありがとうございました。
今回は専用のスレッドを立てませんでした。
軽く読んでいただければと思いまして――
コメントしづらいような作品に、あたたかい感想を付けてもらってウレシイかぎりです。
実は、私は短いものしか書いておりませんで……
がんばって中里さんの作品のような、しっかりしたものにもチャレンジしてみたいと思っています。
(涼しくなったら)
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Re: 全体の感想(2003.7月号) ( No.5 )
日時: 2003/07/18 15:31
名前: 中里 奈央
参照: http://laguz.gaiax.com/home/kamemama

「Nの秘密 」( 露樹 影莉 さん)について

独特の雰囲気と読みやすい文体で、50枚という長さが気になりませんでした。

谷崎潤一郎とか、三島由紀夫なら『愛の渇き』的な、男女の愛情の不思議な迷路に迷い込んでしまうような感じが良いです。
面白く読ませていただきました。
メンテ
Re: 全体の感想(2003.7月号) ( No.6 )
日時: 2003/12/28 17:26
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>

 遅くなりましたが、7月号の感想です。個別のスレッドが立っている作品は、そちらの方に書かせていただいています。いつものように、敬称は省かせていただきます。

「戦国公園・第6回」石井久恵
『根本は抵抗して太刀を握ったのだろう。離れた指が牧村の足許に散らばっていた。』、これは作中の一文ですが、こうしたリアルな描写がこの作品の魅力のひとつです。さて、根本はどうなっていたのか? それは自分の目で確かめてください。

「被験者A」 ナイトクローラー
電車内の乗客の奇妙な行動はいったい何なのか? 後半部分はその謎解きかと思っていたら、もうひとひねり加えられている。ぼんやりとした答えは思い浮かぶのですが、それだと不可解な箇所が出てしまう。このモヤモヤは作者の狙いなのでしょうが、うーん、あまり心地よくはないのです。

「夜のロンド」 蒼井 上鷹
出だしは、テレビのサスペンスドラマの雰囲気ですが、この作者らしいどんでん返しが用意されています。シリアスからコメディタッチへの転換はユニークですが、少し強引だという印象は否めない……。今回は、課題作品の「長靴投げ大会」の方がおもしろく読みました。

「雨の日の手紙」かば
子供らしい勘違いを、うまく活かした作品。その分、感想が難しい……。好感は持てますが、大人の読者にとっては少し味付けが淡泊でしょうか。かばさんにはどうしても、どこか不可思議な隠し味を期待してしまいます。

「大盛り婆」 鈴雪
場面は、食堂のなんでもない光景なのですが、緊張感を盛り上げる筆致はさすがです。これからいったい何か起こるんだろう? わたしは、ホラーなのかな、と予測していました。しかし……、見事に肩すかしをくらいました。うーん、できるならば、気持よく投げ飛ばしてほしかった……。欲張りでしょうか?

「集金人の歯」条 文多
こんな新聞の集金人がいたら、本当に腹が立つだろうな、と思う反面、小説やエッセイとしては、実に魅力的な人物なんですよね。世の中の評価とはまったく逆なんだから、文章の世界はおもしろいです。そんなことを思ってしまったのも、このユニークな素材を、作者がうまく料理しているからでしょうね。


「ボビーの贈り物」高瀬 年揮
メジャーリーグの監督から、日本の千葉ロッテマリーンズの監督に就任したボビー・バレンタイン。野球ファンにとっては、忘れられない思い出です。ちなみに、外国人監督のルーツは、1975年の赤ヘルカープの生みの親、J・ルーツ、おやじギャグで申し訳ない(^_^;;

「道子ちゃんへ」小城ゆり子
わたしのような中途半端な年齢の者が言っても説得力はありませんが、子供の頃の思い出は、年齢を重ねるごとに、逆に映像が鮮明になってくるような気がします。このエッセイは、作者の戦時中の疎開体験を題材にしていますが、まるで最近の出来事を語っているようです。しみじみとした思いで、読ませていただきました。



《中里さま》
「Nの秘密」の感想、ありがとうございました。男女の愛情の不思議な迷路、さすがにうまい表現ですね。作品ぴったりのコピーだと思いました。
メンテ
Re: 全体の感想(2003.7月号) ( No.7 )
日時: 2003/07/27 23:03
名前: ナイトクローラー  <hzu01553@nifty.com>
参照: http://homepage3.nifty.com/YAMINABE/

赤川仁洋様

「被験者A」に関して
余計な説明も必要な説明も(!)省ける箇所は省き、読者をほどよく混乱させる……はずが、必要以上の混乱を招いてしまったようです。
実際、「よく分かりません」という感想も頂戴しました。この辺りのバランスを取るのがなかなか難しいです

ご感想ありがとうございました。
メンテ
Re: 全体の感想(2003.7月号) ( No.8 )
日時: 2003/07/30 22:54
名前: 露樹影莉  <eri2yuki@yahoo.co.jp>
参照: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/7897/

全体のシステムをよく理解しておらず、今ごろになっての書き込みとなりました。失礼致しました。

赤川仁洋様
「文華」7月号の編集とアップ、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。
全体の感想として、やはりこちらに掲載されている作品の質は高いと感動致しました。
ネット上でこれだけの作品がまとめて読めることは少なく、また同時に鋭い文章をお書きになる多くの書き手の方々の作品に触れられたことを喜んでおります。

中里奈央様
「Nの秘密」をお読み頂きまして、どうもありがとうございました。
楽しんでいただけたようで、光栄です。
ようやく、こちらの掲示板のシステムがわかりましたので、さっそくこれから、私も専用のスレッドを立てさせて頂こうかと思っています。
メンテ

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