Re: 「酒呑童子」(2003.10月号 ( No.1 ) |
- 日時: 2003/10/16 00:39
- 名前: ナイトクローラー <hzu01553@nifty.com>
- 参照: http://homepage3.nifty.com/YAMINABE/
- 拝読しました。
おもしろかったです。お世辞とか媚びではなく、本気でおもしろかったです。 久々の榊秋介ですが、今回が一番、自分のツボにはまりました。
中盤までは床屋だの春子だの話が方々に飛んで散漫なイメージがあったのですが、徐々に話が収束していく様は読みごたえがありました。 このシリーズに付き物の「後味のいい読後感」もちゃんとありましたしね。内容とタイトルも合致してるし。
今回の秋介は完全に引き立て役でしたが(笑)、タガケンファンとしては、彼の強さが改めて強調されたので問題なしです(?)。 前作「観音菩薩」では見せ場も何もありませんでしたからね。
ただ、今作は「プロローグ」の感が否めませんでした。 いい悪いの問題ではなく、「これから大きな展開があるな」というか「嵐の前の静けさ」というか。 これまでずっと裏の世界にいた秋介に、プロという新しい世界が見え始めたからでしょう。
そんなわけですので、なるべく早い続編を期待させていただきます
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Re: 「酒呑童子」(2003.10月号) ( No.2 ) |
- 日時: 2003/10/16 15:43
- 名前: 舘 里々子
- 読みました。
ギャンブルものと言えば、思い出すのがマット・デイモン主演の映画『ラウンダ―ズ』。ただしこちらはポーカーの世界ですが。 でも、ある種の世界に疎い読者にとっては、将棋も囲碁もポーカーもゴルフも、どれも違いはほとんどないんですよね。ファンの人は怒るでしょうけど、現実はそんなもの。 ただ、そういうプロ(またはアマ)の世界を書いて面白いと言わせるには、そこで蠢く人間の葛藤――それにどっぷり浸かった人たちの、心理戦があってのものなんですね♪ そう言えば、もう終わってしまいましたが漫画『ヒカルの碁』。私は遂に囲碁のルールを覚えることがなかったのですが、あれだって、知らなくても楽しませるだけの充実した内容があったという、証左だろうし。 感服しました。 面白かったです。
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