Re: 「夢レンタル」(2003.10月号) ( No.1 ) |
- 日時: 2003/10/17 16:01
- 名前: pps
- こんにちわ、ppsと申します。作品を読ませていただきました。
やはり分かりづらいと思います。いろいろな夢の幻想シーンや要素(金魚やまくらなど)が次々と登場し、展開されていきますが、それらの関連や現実との繋がりは、明白であるようなそうでないような、漠然とした説得力のない描かれ方なので、謎を解こうという気になれません。まず第一に、夢を見るきっかけがレンタルビデオである理由がよく分かりません。ここからしてすでに読者に不信感を持たれてしまいます。 登場人物にも魅力がありません。このストーリにはほとんど現在時制の混沌しか描かれていないようです。ストーリの展開である混沌を描くだけではなく、ストーリの背景である平静も描かなくてはなりません(過去の挿話を入れるなどして)。混沌は人格や人情の描かれた平静をかき乱すからこそ面白いのではないでしょうか。
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Re: 「夢レンタル」(2003.10月号) ( No.2 ) |
- 日時: 2003/10/17 22:25
- 名前: 射谷友里
- ppsさま、はじめまして。感想ありがとうございます。
色々ご指摘がありましたが、今後の課題としてひとつひとつ消化していきたいと思います。「登場人物にも魅力がありません。」という言葉に一番どきりとしました。特に話を書く上で大切なことだと思いますので。参考に致します。
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射谷友里さま ( No.3 ) |
- 日時: 2003/10/18 01:14
- 名前: 赤川仁洋 <touzin@sannet.ne.jp>
- 「夢レンタル」、トライアングルのときは20枚以内という規定に合わせていただいたのですが、改稿版はその倍近くの原稿量になっています。
わたしは、両方の原稿を読ませていただいたわけですが、描写力が格段にアップしているというのが最初の印象です。細部が加筆されて、作者のイメージがより明確に読者に伝わるようになりました。とくにエンディングの部分は、迫力がありました。 方向性は間違っていないと思います。どんどん書いて、描写力を鍛えてください。書くための腕力、また、読ませるための腕力は必要です。 ただ、すべてにおいて力を入れてしまうと、ストーリーが重くなってしまうことがありますから、その点は頭のすみにでも入れて置いてください。読み物としては、トライアングルの作品の方が読みやすいという印象を持ちました。描写にもメリハリが必要なのですが、このあたりの感覚は、実戦でつかむしかありません。わたしも、どの部分を書き込んで、どこを走らせるか(軽い描写で物語を進めるか)、いつも悩んでいます。
頑張ってください。
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Re: 「夢レンタル」(2003.10月号) ( No.4 ) |
- 日時: 2003/10/18 22:42
- 名前: 射谷友里
- 赤川様、感想ありがとうございます。
今回全体的に重い雰囲気になってしまったと思います。一息つくところがないというか、始終走っているような文章になってしまいました。どんどん落ちてゆくような感覚を出したくてこういう書き方をしたのですが、冷静に読んでみると確かに息が詰まってしまいますね。 今後の作品に生かしてゆきたいです。
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