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全体の感想(2004.1月&2月合併号)
日時: 2004/02/01 01:05
名前: 赤川仁洋   <touzin@sannet.ne.jp>
参照: http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/

今月号の全体の感想や、個別のスレッドが立っていない作品の感想は、ここでお願いします。作者や作品を侮辱するような発言は、ご遠慮ください。
よろしくお願いします。

メンテ

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Re: 全体の感想(2004.1月&2月合併号) ( No.1 )
日時: 2004/02/04 23:36
名前: 射谷友里

かばさま、こんにちは。射谷友里です。
「不思議な心」拝読しました。
マスターの存在感が前回よりも増している気がします。わたしの頭の中でマスターの姿がだいぶ見えてきましたよ
夢にマスターが登場する日も近いかもしれません!

何だが神父さんに罪を告白しているような、不思議な雰囲気をもつお話でした。こういうひとが身近にいたら、すぐ頼ってしまいそうですね。
だけど、マスターは悩むひとを守るとか救うというより、道標のような存在なのかもしれません。
どれを選んでも、どんな結果が出ようともあなたが決めた道ですよ、と言っているような。
と、勝手に想像してみました。見当違いだとしたら、すみません。たわごとだと聞き流してください。
メンテ
射谷友里さま ( No.2 )
日時: 2004/02/07 12:09
名前: かば  <kaba@jsdi.or.jp>
参照: http://www.jsdi.or.jp/~kaba/

射谷友里さま、こんにちは。

 早速「不思議な心」の感想を聞かせてくださってありがとうございます。
 マスターの設定は射谷友里さまが書かれたとおりです。
 マスターは客に居場所を提供し、話を聞いてくれるだけで、守ったり、救ったりはしてくれません。
「不思議な心」ではちょっと口を出させすぎてしまいましたが、
ほんのちょっとだけ手を貸してくれる付添人のつもりで書いています。

 人は悩みを抱えていても、最終的には一人で解決しなければなりません。
でも、一人で悩み続けることは大変つらいことでもあります。
喫茶店のマスターは、いつでも店を開けてお待ちしています。

 なんだか「悩み事相談」の案内みたいになってしまいましたが、
「不思議な心」を読んで悩み抜くことに勇気や希望を感じていただけたら幸いです。

 最後に、

> マスターの存在感が前回よりも増している気がします。わたしの頭の中でマスターの姿がだいぶ見えてきましたよ
> 夢にマスターが登場する日も近いかもしれません!

とのこと。夢で見たらぜひどんなマスターだったか教えてください。
メンテ
Re: 全体の感想(2004.1月&2月合併号) ( No.3 )
日時: 2004/02/12 17:46
名前: シオコ  <from_mac@yahoo.co.jp>

ナイトクローラー様。
”「動物に話しかける形態の独り言」全開”の生活を送るシオコです。
待望の3人称、出してこられましたね。
律儀なナイトさんだから、10月の私のリクエストに答えてくれたものと勝手に勘違いしております。
とても丁寧に作ってありますね。
特に考え抜かれた表現、比喩が、読んでいて心地よかったです。
ストーリーはナイトさんの得意な分野(?)で申し分ないですね。
最後、お行儀良すぎ、と思ったのは、私の好みなので、聞き流して下さい。


蒼井上鷹様。
いまだお返答をいただいたことはないのですが、強制するつもりもありませんので、お気になさらずに。社交辞令は嫌いです。
まず、タイトルに痺(しび)れました。
流れるような文体と展開にはいつも舌を巻いてしまいます。
この構成は1人称ならではのものですね。
でも、丁寧に描いてあるのが災いして、途中でネタばれしてしまいました。
この文章の面白さがあるのですから、ぜひ伏線のかけ方に磨きをかけて欲しいです。
削るとわからなくなることもあるし、紙一重の判断がいるのでしょうね。
自分もいまだその辺の匙かげんがわかりません。

まだ全部読んではいないのですが、今月はすごく触発されました。
こういう感覚を「文華」に期待していたので嬉しかったです。
メンテ
Re: 全体の感想(2004.1月&2月 ( No.4 )
日時: 2004/02/15 13:44
名前: ナイトクローラー  <kr_night@yahoo.co.jp>

シオコ様

こんにちは。昨日、愛猫を病院に連れて行ったらすっかり嫌われてしまい、近寄ってもらえず寂しいナイトクローラーです。

拙作へのコメントありがとうございます。

以前も書いたような気がしますが、三人称の方が好きなんです、本当は。
普通は言わない表現とか自由に書けますからね。
シオコさんからリクエスト(?)をいただいたので、すぐにでも書こうとしたのですが、その時点で既に11月号はほぼ完成しており、12月号は「サンタさんが大暴れする三人称のお話」を書こうとしたがまとまらずああなって(笑)、結局今月まで持ち越しになってしまいました。

> 特に考え抜かれた表現、比喩が、読んでいて心地よかったです。

ありがとうございます。
自分でも「ああ、やっぱり自分は三人称の方が書きやすいんだなあ……」と思いながら書いてました(でも来月は一人称になる予定)。

ラストについては、実は、他の方からも同様のご指摘をいただいております。
自分では、あれを書きたくて書いたのですが、複数の方から同様のご指摘をいただいたとなると、やっぱり考えなくてはならないでしょうね。
精進します。
メンテ
遅くなりました。 ( No.5 )
日時: 2004/02/17 02:22
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>
参照: http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/

もたもたしているうちに感想が遅くなってしまいました。
感想を書くということは、けっこう神経を使うものです(^_^ゞ
いつものように、敬称は省略させていただきます。


「陽に伸びる影・第1回」石井 久恵

長編ホラーの第一回、伏線をたくさん練り込んでいるので、それをどう展開させていくのか、書き手としても興味があります。みなさんに参考にしてほしいのは、リズムのある簡潔な描写。安心して、物語の中に入ることができます。


《短編小説》

「指が消えていく」ナイトクローラー

ホラーなのかな、と思って読み進めていたら、このエンディングは……。前作の「snow drop」が中途半端だと批判しましたが、これだけ設定を練って心の中を掘り下げてもらえると満足できます。読後感もすっきりした佳品ですが、整い過ぎているという印象を持ったのも確かです。欲張りすぎかな?


「詳しくは、また次のメールで」蒼井 上鷹

いつもながら、凝った設定とヒネリを効かせたエンディングには驚かせられます。自分が作者になったつもりで推理して、それが的中しているかどうか、対戦感覚で読む楽しさがあります。こうした掌編は、短編や長編の基礎となることも多いですから、蒼井さんは大変な資産家ですよ。


「不思議な心」かば

好感が持てる作品ですが、倫理観が前面に押し出されているので、読み物としての魅力は半減します。こうした作者の意図は、直裁な言葉ではなく、登場人物の言動やストーリーの中に練り込まれるべきだとわたしは考えています。喫茶店のマスターのキャラは、魅力があります。


「活玉依」卯原 綏子

自分のイメージをそのまま読者に伝える技術を持っている方です。時代考証もきっちりしていて、快く読むことができます。あとは、いかに独創的な物語を創り上げるか……、これはわたしも含めたすべての作者の命題なのでしょうね。頑張ってください!


《掌編小説》

「雪女」鈴雪

民話を題材にした、ちょっとエロチックなショートショート、これはもう鈴雪さんの独壇場ですね。ほのぼのとしたエンディングも好ましい。以前は、長い作品も読んでみたいと考えていたのですが、この分野を極めてほしいとも思うようになりました。


「ある二人の場合」葵 匠

何度も推敲していただいた作品で、文章にその成果が出ています。徹底した推敲は、文章上達の一番の近道です。今後は、ストーリー面での飛躍を期待。頑張ってください!


「それぞれのクリスマス」板垣 智

このエンディングには唖然としました。乱暴ですが、インパクトは抜群です。正直、まだ書き慣れていないという印象を持ったのですが、掲示板に投稿された「FEEDBACK」を読んで認識を一新しました。いろんなものが書ける方のようです。今後の作品が楽しみです。


《エッセイ》

「一匹のホタル」条 文多

感情過多になりそうな題材を、ホタルを前面に出すことでうまくまとめています。この作品に書かれている作者の死生観は、あまりに生真面目で青臭いのですが、偽りなく自分の気持を語っているからこそ、読者の心に響くのでしょうね。これもまた、文章の力なのだと思います。


「この世のものではない」高瀬 年揮

高瀬さんの作品で感心するのは、題材にちなんだ類例の的確さです。その個々の話がとてもおもしろい。あとは、料理法の工夫でしょうか。オリジナルな薬味がもう一つ二つ、ほしいところです。


「魁(さきがけ)」田島 春

日記風の記述で、正直、職場の愚痴を延々と聞かされたという印象もあるのですが、作者のはすっぱでひねくれたスタンスが快くて、最後までおもしろく読みました。腐った果物やおじやの匂いがただよってきそうなリアルな描写が魅力です。とくに、冒頭の文章は素晴らしい!


編集後記で、「今月のイチオシ!」(仮称)を来月号からスタートさせると予告しましたが、今回の作品(連載企画の作品は除く)の中から選ぶとすれば、「指が消えていく」(ナイトクローラー)というのがわたしの判断です。
メンテ
「指が消えていく」の感想 ( No.6 )
日時: 2004/02/18 09:06
名前: かば  <kaba@jsdi.or.jp>
参照: http://www.jsdi.or.jp/~kaba/

ナイトクローラー様

 こんにちは。
 どんな展開になるのだろうと思っていましたが、読後感の良い作品ですね。
正直にすごいと思いました。
 私も来月号の投稿ではもっと質の高い作品を目指してしっかり制作したいです。
メンテ
Re: 全体の感想(2004.1月&2月合併号) ( No.7 )
日時: 2004/02/19 03:54
名前: 葵匠
参照: http://www.rakuten.co.jp/

赤川様、コメントを頂きましてありがとうございます。
次回作はもっとヒネリのある作品を書こうと思います。
日々精進。
メンテ
Re: 全体の感想(2004.1月&2月 ( No.8 )
日時: 2004/02/22 23:52
名前: ナイトクローラー  <kr_night@yahoo.co.jp>

> 赤川様
ご感想ありがとうございます。
準備前とはいえ、「今月のイチオシ!」(仮称)に選んでいただき、素直に嬉しいです。
ラストについてですが、結末と、途中までのぶっ飛んだ展開がちょっと不整合かも……と、皆様からご指摘を受けて思うようになりました(遅いですね・笑)。

「ホラーと思わせておいて実は!」をやりたい、というのに目が行きすぎたのかもしれませんね。

> かば様
読後感の良さを狙って書いたので、こちらも素直に嬉しいお言葉です。
まだかばさんの作品を拝読してない……と、いうか、12月号で止まってるんですが(笑)、今月・来月共に楽しみにしております。
メンテ
Re: 全体の感想(2004.1月&2月合併号) ( No.9 )
日時: 2004/02/23 10:24
名前: 田島春  <ZBN15741@nifty.com>

赤川さま
ご感想をありがとうございました。
<冒頭の文章は素晴らしい!>、このお言葉に小躍りしてしまいました。
通勤途中、ポコッとこの1行だけが浮かんできました。私はいつもそれが多くて、いくつかがそのままになっております。
メンテ
「詳しくは、また次のメールで」の感想 ( No.10 )
日時: 2004/02/24 09:50
名前: かば  <kaba@jsdi.or.jp>
参照: http://www.jsdi.or.jp/~kaba/

蒼井 上鷹さま

 こんにちは。
 全文メールという変わった手法とよく練られた設定が印象に残りました。
 でも、全文メールという手法のため、登場人物たちがそれぞれどういう人間で、
どう考えていたのか今一つ身近に感じられなかったのが残念でした。
 好みの問題でしょうが、感想として書かせていただきます。
メンテ

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