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中里奈央 作品集
日時: 2004/03/17 01:01
名前: 赤川仁洋   <touzin@sannet.ne.jp>
参照: http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/

中里奈央さんの作品を読まれた方は、よろしければ足跡を記してください。また、中里さんの思い出も歓迎します。みなさんの想いを、大切に保管させていただきます。
よろしくお願いします。
メンテ

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「影」(文華2003.7月号) ( No.1 )
日時: 2004/02/01 12:23
名前: 鈴雪

 今、改めて読み直してみると、中里さんがお亡くなりになるとき、ちょっと途中で立ち寄って行ったお店のような気がしてきました。暗い店内で、静かに流れるマル・ウォルドロンのピアノソロを聴きながら、お砂糖抜きのホットミルクで一息ついている――そんな中里さんのお姿が浮かんできます。
 文華2003.6月号の浅海深さん作エッセイ「蜘蛛」に、「感動して泣いてしまいました」と感想を寄せていらっしゃいましたが、このころは、もう、お体すぐれなかったんでしょうね。ちいさな命にも気持ちが通じる……ジーンと重く心うつコメントでした。
メンテ
Re: 中里奈央作品集(2004.1月&2月合併号) ( No.2 )
日時: 2004/02/02 00:26
名前: 大江眞輝
参照: http://uonome.omega-zz.com/

中里さんの作品集を拝見いたしました。
「筆に力のある書き手」という言葉を編集者仲間ではよく使うのですが、中里さんの作品はまさに、筆に力のある作品です。
中里さんの作品との出会いはトライアングル掌編文学賞でした。当時、うおのめ賞の選考をさせて頂いていたので、全ての作品を拝読しました。
その中で、中里さんの作品は「筆に力のある作品」だと感じたのをありありと覚えています。それから、すぐにご縁があってうおのめ文学賞の選考委員をお願いし、快くお引き受け頂いたものの、開催直前に体調不良のお話はうかがっていました。「お見舞いに行けないご無礼をお許し下さい。どうかご無理をなさらないでください、中里さんの健康が第一番です。回復されたらまたいろいろとお話させてください」とお返事したのですが、それはかないませんでした。いえ、娘さんのご協力で、ご様子をお知らせ頂いたり、心の中で会話をさせて戴いていたように思います。
 9月に一時退院された時、「カメママの部屋」で詩を更新されました。その後、10月に訃報が届き、気持ちが張り裂かれるような気持ちでした。短い期間でも友人として何度かメールのやりとりをさせて頂いたこと、編集者として拝読する作品、同じ書き手として共感する日記などの言葉に何度勇気づけられてきたか。
 心よりご冥福をお祈りするとともに、最後まで書き手としてあり続けた中里さんに心から敬意を表します。
 今月、当同人誌UONOMEでも中里さんの追悼特集をさせて頂きますが、書き手が作品とともに生き続けると思っています。誰かの心に届く言葉を中里さんは遺された。心から感謝いたします。
メンテ

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