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「五百円玉の謎」(2003.6月号)
日時: 2003/06/15 17:31
名前: 亜木 冬彦   <touzin@sannet.ne.jp>
参照: http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/

トライアングルの選考をしているときに、自分でも無性に掌編が書きたくなって、衝動的に書き上げた作品です。
「こいのエサ百円」の勘違いは、新聞の投書欄に笑い話として載っていたものです。子供ではなく、お婆さんが間違えたようですが……。

遠慮なく切っていただいてかまいません。とくに、トライアングルの応募者の方からの書き込みを歓迎します。今度は採点する側に立って、選考委員の作品を批評してみてください。

よろしくお願いします。
メンテ

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Re: 「五百円玉の謎」(2003.6月号) ( No.5 )
日時: 2003/06/18 10:19
名前: 中里 奈央
参照: http://laguz.gaiax.com/home/kamemama

亜木冬彦さま、こんにちは。

6年生の少女が、血のつながらない父親との同居を選び、彼の片腕として仕事をし、密かに彼を愛し、将来は結婚することを夢見ているという設定は、とても素敵です。

500円玉の謎を解きながら、その基本にあるそんな設定が、このお話を魅力的にしていると思います。

これだけの短い掌編の中で、謎の解明と、母の男だった父親への想いを、重ねて表現することができるのですね。
私も、そんな複層的な表現を試してみようと思います。
メンテ
中里 奈央さま ( No.6 )
日時: 2003/06/18 23:19
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>
参照: http://www.page.sannet.ne.jp

感想、ありがとうございます。
また、励ましていただいたような気がします。

>6年生の少女が、血のつながらない父親との同居を選び、彼の片腕として仕事をし、密かに彼を愛し、将来は結婚することを夢見ているという設定は、とても素敵です。

真希は、父親としての英慈も慕っているわけで、このあたりの複雑な思いをこれから表現できれば、と思っています。

ちょっと説明しすぎですよね
ちゃんと作品で実証できるように、頑張ります。

20枚という原稿量は、焦点を絞れば、かなりのことが書けるのではないかと、わたしは思っています。
掌編はおもしろいです。
自分で書いてみて、あらためてそう思いました。
メンテ
Re: 「五百円玉の謎」(2003.6月号) ( No.7 )
日時: 2003/06/19 11:00
名前: mako

赤川さま

 楽しく読ませていただきました。

 主人公の女の子がかわいいなぁ、というのが最初の印象でした。母親に対しては反発しながらも「しょうがないなぁ」と受け入れている部分もあり、父親には憧れと同時に「私が面倒みなきゃ!」といった気持ちもあって。苦労して育った片鱗が見え隠れしつつ、素直でしっかりしているし、とても魅力的ですね。
 
五百円玉の謎のほうは”母親を追い出した女が継母として家にいる5歳の男の子”という設定だったので、もっとすごい真相なのかと思ってドキドキしていましたが、案外かわいらしい理由だったのでほっとしたというか、気が抜けたというか…。
でも、真相がものすごく深刻だったら作品全体が暗くなってしまいますよね。

最期の文章は真希の女の部分が出てましたね。この先、どんな女性になっていくんでしょう。ぜひ、続編も読んでみたいです。
メンテ
makoさま ( No.8 )
日時: 2003/06/19 22:56
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>
参照: http://www.page.sannet.ne.jp

感想、ありがとうございました。

五百円玉の推理は、ちょっと軽かったかもしれませんね。
今度はもっと、本格的なものに挑戦してみます。
この小説の狙いは、推理小説の古典的な名作、バロネス・オルツィの「隅の老人」なんですよ。その場所から一歩も動かないで、事件を解決してしまう。ネットを使えば、もっとバリエーションのあるものが書けるのではないかと思いました。
メンテ
Re: 「五百円玉の謎」(2003.6月号) ( No.9 )
日時: 2003/06/21 22:19
名前: 射谷友里  <toratugumi@nifty.com>

亜木 冬彦さま、こんにちは。
 
 生意気にも感想を書かせて頂きます。
 主人公の女の子の表情や大人びた言動に少しどきりとしました。
 どこか諭すようなそれでいて少し悲しくなるような「真希」の言葉がなんともいえません。
 特に印象に残ったのは、母に自分の年を聞かれた時の「そんな母親だということはよくわかっている。」という一文です。
 母親に対して、母でいてほしいという感情を諦めているのでしょうか。母親を冷静に分析しているのをみると、やはりすこし悲しいですね。
 五百円玉の謎解きには正直ほっとしました。5歳のかわいい思い違いについ微笑んでしまいました。
メンテ
Re: 「五百円玉の謎」(2003.6月 ( No.10 )
日時: 2003/06/22 04:25
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>

感想ありがとうございました。

>特に印象に残ったのは、母に自分の年を聞かれた時の「そんな母親だということはよくわかっている。」という一文です。

ちょっとドキリとしました。
こうしてあからさまに書くべきかどうか、迷ったんですよね。

両親に対する思い、個人差もあるのでしょうが、男と女では感覚が違うのではないかという思いがあります。
とくに、母親に対する娘の評価は、けっこう冷静で厳しいのではないかという印象を、わたしは持っています。
みなさん、違いますか?
メンテ
Re: 「五百円玉の謎」(2003.6月 ( No.11 )
日時: 2003/06/24 00:07
名前: ナイトクローラー  <hzu01553@nifty.com>
参照: http://homepage3.nifty.com/YAMINABE/

>母親に対する娘の評価
同感です(笑)。

「うちのお母さんって……」とよく愚痴を言ってる知人がいます。
当人は母親そっくりなのですが……(笑)。


五百円玉、私はホッとしたクチです。
何かおどろおどろしい謎が隠されていたら、後味の悪い話になっていたような気がします。

真希が今後、小学生という立場でどう事件に関わっていくのか楽しみです。

拙い感想と横道にそれた話で失礼致しました。
メンテ
ナイトクローラーさま ( No.12 )
日時: 2003/06/24 22:19
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>

>五百円玉、私はホッとしたクチです。
何かおどろおどろしい謎が隠されていたら、後味の悪い話になっていたような気がします。

今回は、母親との会話を入れたかったので、枚数的に小ネタの推理となってしまいましたが、次回はもう少し、本格派に挑戦してみようと思っています。

感想、ありがとうございました。
メンテ
Re: 「五百円玉の謎」(2003.6月号) ( No.13 )
日時: 2003/07/04 09:53
名前: かば  <kaba@jsdi.or.jp>
参照: http://www.jsdi.or.jp/~kaba/

亜木 冬彦さま

 こんにちは。
 子供の大人びた気持ちや子供らしい勘違いだけではなく、母親との関係など、
現実的なところも盛り込まれていて、味わい深い話だったと思います。

 欲を言えば、チャットに入ってからの部分が少し急いでいたと言うか、
もう少し推理を楽しむ余裕があっても良い気がしました。

 続編も書かれるということなので、真希さんがどんな風に推理し、
描かれるのか楽しみにしています。
メンテ
かばさま ( No.14 )
日時: 2003/07/05 01:27
名前: 赤川仁洋  <touzin@sannet.ne.jp>

感想、ありがとうございます。
確かに、この掌編の枚数では、ちょっと欲張りすぎたかもしれませんね。
次回は、本格的な推理モノを書いてみようと思っています。
メンテ

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