 Re: 「鬼の責任」（2003.6月号） ( No.1 ) |
- 日時： 2003/06/19 01:07
- 名前： 山川世界 <hatasan@mtb.biglobe.ne.jp>
- 参照： http://jns.ixla.jp/users/j200109308165905/index.html
- こんにちは山川世界です。
『鬼の責任』を拝読しました。以下の感想は5段階で採点しています。
かくれんぼして、まだ見つかってない子はいませんか。
●この書き出しは5点です。
しっかり伝記ホラーの雰囲気を漂わせています。
①ひぐらしが鳴いていた。日が暮れて、松明（たいまつ）があちこちに揺らぎ
②ひぐらしが夜になっても鳴いていた。
●通常ひぐらしは夕方までしか鳴きません。ですから引用②の、夜になっても鳴き止まないひぐらしは、異様な雰囲気の演出としてよく機能しています。それだけに、冒頭のひぐらしまでが日が暮れても鳴いていたのは残念です。②の効果を薄めてしまったように思います。3点です。
①中学に上がった夏休み、私は一人であの田舎の親戚の家に遊びに行くことになった。
②私の親は一人旅を心配していたが、もう中学生なんだからと言って説き伏せた。
●①の『行くことになった』は、主人公が周囲の意向に沿ったように読み取れますので、②の『親を説き伏せた』表現との間に意識のねじれを感じます。3点です。
「美代ちゃん、みーつけた！」
●全体がエッセイに近いシリアスな文体なので、この部分だけが浮いた感じになっています。3点です。
●文章は粗いように感じますが、『読者に何をどう伝えるのか』という、作者として一番大切な部分が明確であると評価して、総合評価は4点を差し上げます(ちょっとおまけ)。
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| 感想感謝 ( No.2 ) |
- 日時： 2003/06/18 20:03
- 名前： 鈴雪
- 参照： http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/03/suzu_oni.html
- ●山川さま
はぁ～。さっそくどうもありがとうございます。
こんなにご丁寧にレスしていただけるとは思いませんでした（感謝）。勉強になります。
もう一度見直して手直しにチャレンジしてみたいと思います。
本当にどうもありがとうございました 
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| Re: 「鬼の責任」（2003.6月号） ( No.3 ) |
- 日時： 2003/06/18 21:46
- 名前： 赤川仁洋 <touzin@sannet.ne.jp>
- 参照： http://www.page.sannet.ne.jp
- ５点法評点とは考えましたね。
これでは、ごまかしようがないですからね。
わたしの評価はズバリ、３点です。
鈴雪さんの作品を読んで、いつも感じるのですが、文学的センスはバツグンです。普通は自分の中のものをすべて出し切ろうと、つい書きすぎてしまうのですが、鈴雪さんの場合は、半分ぐらいでさっと切り上げてしまう。それで、余韻が残るんでしょうね。
でも、もうちょっと食べたいぞ、ということで減点１．
それから、物語的には、ミイラというのがひっかりました。この状態では、腐敗してしまうのではないかと思います。たぶん、臭いで気づくはず……。
なんか、味気ないことを書いているような気もしますが、それで減点１．
辛口歓迎ということなので、ちょっと意地悪な見方をしてしまいました。
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| 感想感謝 ( No.4 ) |
- 日時： 2003/06/18 22:33
- 名前： 鈴雪
- 参照： http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/03/suzu_oni.html
- ●赤川さま
評点ありがとうございます。
ミイラはやっぱり無理がありましたか。
あらためて考えてみます 
長さの問題は――
やはり書き込み不足なんでしょうね～。
「もうちょっと食べたいぞ」の域まで行けるよう
頑張ってみます。
焼肉たべてスタミナつけなくっちゃ。
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| Re: 「鬼の責任」（2003.6月号） ( No.5 ) |
- 日時： 2003/06/19 14:39
- 名前： 中里 奈央
- 参照： http://laguz.gaiax.com/home/kamemama
- 鈴雪さま、こんにちは。
「かくれんぼ」という言葉には、何だか切ない怖さがあります。
自分が鬼になったときは、誰も見つけることができなかったらどうしよう。
自分が隠れるときは、いつまでも見つけてもらえなかったらどうしよう。
そんな不安の中に、冒頭の一行で誘い込まれます。
でも、ホラー好きの私としては、もっと怖いものを期待してしまいました。
主人公が女の子を見つけ出さずに帰宅してしまった心残りを、責任というより罪悪感として強調し、空洞にはまり込んだ少女が主人公に「やっと見つけてくれたのね」と抱きついてくる場面で終われば、怖いと思います。
もっと怖くなる題材のはずという意味で、期待を込めて厳しく３点です。
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| 中里奈央さま ( No.6 ) |
- 日時： 2003/06/19 11:16
- 名前： 鈴雪
- なるほど。
いいヒントをいただきました。
これでまた物語をふくらませることができそうです。
ありがとうございました 
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| Re: 「鬼の責任」（2003.6月号） ( No.7 ) |
- 日時： 2003/06/19 11:16
- 名前： mako
- 鈴雪さん
いつも、鈴雪さんの作品、楽しく読ませていただいています。
今回の作品は、まず神社に独特の、あの凛とした空気が伝わってきて、すごいなぁと思いました。鈴雪さんの作品って、なんだろう、空気感がいいですね。（うまく伝わっているでしょうか…）
神隠しの女の子は７年間もずっと隠れつづけていたわけですね。できればムンクの叫びの表情ではなくて、長いかくれんぼを楽しんでいたような表情の方がよかったかな。（あくまで私個人としては）
ある意味怖いですけど…。
採点ですが、もうちょっと読みたかったので、4点です。
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| makoさま ( No.8 ) |
- 日時： 2003/06/19 11:25
- 名前： 鈴雪
- 感想ありがとうございます。
おまけに４点までいただいて( σ・ｖ・）σ ゲッツ！
makoさんスキ 
makoさんのヒントもいいですね～
がんばって練り直してみます
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| Re: 「鬼の責任」（2003.6月号） ( No.9 ) |
- 日時： 2003/06/19 16:39
- 名前： サカナ <shironagasu@hotmail.com>
- 私は3点をいれます。
①タイトルの良さ
②「かくれんぼして・・」これもこっそり怖さを演出していて良いです。
③神社・田舎という場所設定
もう2点入れなかった理由は
①責任というからには、美代ちゃんにタダならぬ申し訳ない事をしておいて欲しかった。（恐怖感を強める為）
②鈴雪さんならこの先もっとすごいモノを書いてくれそうなので、期待感を込めてあえてマイナス１点。
素人の意見ですんません。
今後も期待にむんむんしております。
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| サカナさま ( No.10 ) |
- 日時： 2003/06/19 19:24
- 名前： 鈴雪
- 参照： http://www.page.sannet.ne.jp/touzin/03/suzu_oni.html
- 感想ありがとうサカナさん
＞美代ちゃんにタダならぬ申し訳ない事をしておいて欲しかった
なるほど。恐怖感をあおりますますね～。
これを書くとなると掌編では収まらなくなりそうですね。
５０枚以上は行くかも
＞期待感を込めてあえてマイナス１点
え゛～。そんな減点あるの～（笑）
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「鬼の責任」（2003.6月号）