かば氏作「格好いい父親」感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2003/06/27 02:01
- 名前: 川島修 <efc1989osamu@sannet.ne.jp>
- かば様、はじめまして。初登場の月以来、毎回貴兄の作品を楽しみに拝読しております。正直なところを言いますと、真っ先に目を通すのは貴兄の作品なのであります。その割には感想を寄せるのが今回が初めてになってしまうのは、どうか御容赦願いたく存じます。
さて、今月の「格好いい父親」ですが、わたくしも子供のとき、日曜日に父から逆上がりを教えてもらった記憶があります。読んでいてそのときのことを鮮明に思い出させていただきました。 逆上がりって一度できてしまうと簡単なのですが、それまでが子供心にも長いのですよね。初めて逆上がりができたときの感動……思わず自分がスポーツ界のヒーローになったような気分にさせられます(大げさ、か?)。作中の安男君のひたむきさは、おそらく誰もが経験したことだと思います。ただ、これはスポーツ万能だった小学生には、決して理解してもらえない世界なのでしょうね。 幕切れ近く、お父さんが逆上がりをやってみせる場面は、思わず吹き出してしまいました。きっと自分が子供に逆上がりを教えるときは、このお父さんと同じようにさりげなく(?)子供に確認しながら挑戦するのだろうなァ、と考え込んでしまいました。そして上手くできたときはやっぱり……「やった!!」と叫んでしまうのでしょうね(笑)。 これからも軽妙にしてウィットに富んだ作品を楽しみにしております。 それでは失礼いたします。□
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Re: 「格好いい父親」(2003年6月号) ( No.2 ) |
- 日時: 2003/06/27 10:09
- 名前: かば <kaba@jsdi.or.jp>
- 参照: http://www.jsdi.or.jp/~kaba/
- 川島修様
初めまして。 拙作を真っ先に読んでくださっていると聞き、作者としてとてもうれしいです。 私は残念ながら安男君のまま現在に至っているのですが、あのときの苦労(?)や気持ちをかなり思い出しながら制作しました。 今の私が作中の父親のように逆上がりの見本を頼まれたら、そして、子供たちに「格好いい父親」と信じられていたら、 あんな風に挑戦できたかどうか。 「どこにでもあるような、それでいて笑ってしまう小話で、それ以上の作品ではありません」と書きましたが、 父親の「挑戦」と「成功」の話としても楽しんでいただけたらと思っています。
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