>>> 常識的な文章の書き方 <<<

・段落の最初や改行後の文頭は一マス(全角一字)空ける。 ただし、括弧が文頭にくるときは例外とする。
・文章の途中で「?」や「!」等の記号を使うときは、そのあとに一マス空ける。ただし、その後ろに括弧が入るときは、その限りではない。
・「……」は、「…」を二つ使う。
・「──」は、二マス使う。
・横書きの場合、西洋数字やアルファベットは、原則として半角文字を使う。(Web上では、全角に統一しているサイトもあるようです。要は、どちらかに統一することです。ただし、意識して半角、全角を使い分けているのであれば、そのままでもかまいません)

○推奨例
「Akikoに同行したのは3人、残ったのはHiroの他13人……。そうだったでしょ? いや、違うか──」
○よく見かける文章
 「Akikoに同行したのは3人、残ったのはHiroの他13人・・・。そうだったでしょ?いや、違うか─。」

*個性が求められる創作では、必ずしも推奨例に従う必要はありませんが、重要なのは、作者がその書き方を“意図しているかどうか”です。常識的な書き方を知らなくて、ただ漫然と我流で書いているのなら、常識的な書き方を身につけた方がベターです。とくに、新聞雑誌等に投稿寄稿するときや依頼原稿を書くときは、我流の書き方はいっさい通用しません。その媒体での規則に従うしかありません。

 

>>> 差別用語や差別表現について <<<

・「文華」では、昨今の出版界の言葉狩りのような“自主規制”に同調するつもりはありませんが、その言葉の持っている侮蔑的、あるいは屈辱的な響きだけで、対象者を傷つけてしまう表現が存在するのも確かです。そうした差別用語に対しては、作者を不要なバッシングや不毛の差別論議から守るためにも、慎重に対応しなければならないと考えています。
・作者がその差別用語や差別に類する題材がどうしても必要だと判断したときは、その作品のレベルで採否を決定させていただきます。そうした差別表現で攻撃を受ける可能性があっても、それを凌駕するだけの高い芸術性を有していると認めたときに限り、掲載させていただきます。つまり、一緒に闘うだけの価値が、その作品にあるかどうか。習作レベルであれば、掲載は不可とします。



>>> 参考文献について <<<

・小説を書くときに、資料として参考文献を利用するケースも多いかと思います。ただし、参考文献の内容を参考にして作品を書くときは、注意が必要です。そのまま書き写して自作の中に取り込んでは、盗作や著作権侵害の危険が出てきます。できれば、同じ内容でも複数の参考文献を用意して、説明や表現を自分なりにアレンジした方がベターです。そして、作品の巻末で、参考文献のタイトルや著者名を明記する必要があります。
・「引用」は、正当な範囲内で改変することなく、その引用部分が他とは明確に区分されている必要があります。また、出典のタイトルや著者名を明記しなければなりません。

*著作権については「逮捕されない著作権法」 というサイトで、詳細に解説されています。


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