「snow drop」の感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2003/12/17 09:58
- 名前: かば <kaba@jsdi.or.jp>
- 参照: http://www.jsdi.or.jp/~kaba/
- 初めて1番乗りします。
ナイトクローラー様の「snow drop」を読ませていただきました。 本当に書かれているだけなのか、本当はもっと別の展開になっていたのではないか、 と不安のような読後感が残りました。 ナイトクローラー様はこういう心理劇がお得意ですね。 次号ではどんな作品を読めるか、楽しみにしています。
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Re: 全体の感想(2003.12月号) ( No.2 ) |
- 日時: 2003/12/21 22:27
- 名前: ナイトクローラー <kr_night@yahoo.co.jp>
- >かば様
勿体ないお言葉です。 今回は、投稿寸前まで、タイトルを「独り相撲」にしようと思ってました。 土壇場で、「いや、それは無しだろ」と自分ツッコミを入れて、横文字を使ってみたのですが……。 そんな方向性が見えない話だったので、「心理劇がお得意」とは嬉しいお言葉です。
ご感想、ありがとうございました。
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Re: 全体の感想(2003.12月号) ( No.3 ) |
- 日時: 2003/12/23 09:29
- 名前: pps <pps@jcom.home.ne.jp>
- paraさんの作品を読みましたので感想を書いてみます。
建前のないまっさらな心証を伝えることを目的としています。
「アップルマンゴー」 うーん――すごい、小説としてちゃんと完成されていますね! どうも私はこうしっかりとした話を作ることが苦手なので唸ってしまいます。しかしいかんせん物足りない……甘酸っぱい果実のような味わいが欲しいところです。何かこの作品でしか見られないようなこの作品独自の逆境を主人公に経験させてください。主人公はグループのなかでふらふらしているだけで個性のない煮え切らない人物像でした。「この日が祥子にとって暗黒の日々の始まりだった。」から少しくどい説明が続きますが、暗黒といった趣きはまったく伝わってきません。この説明を割愛する代わりに何かが欲しいと思います。 これは私見ですが、森田の活躍をもう少し抑えてみてはどうでしょうか。まだ若いとはいえ教員という職業のわりには闊達とし過ぎているようで、やたらと主人公に付きまとっているようにも思われて、少女漫画のような軽薄な印象を受けてしまいました。手帳を見ると実は……という展開ももう少しさり気なくできると私的には好感です。実は……という展開が関口さんのケースとだぶっているのも気になります。 それから、文章中に出現する情報の順番に気を配ってみてはどうでしょうか。この作品の文章は説明的、というよりは説明の文章に映りました。私はこの作品からは、わりとほんわかしたイメージを持ちながら読み進めていたのですが、どうも、やけに説明的な筆運びにはギャップを感じてしまい、少しいらいらとしてしまいました。これは具体的に抜粋して示します。
>「……ありがとうございます」 > 渋々頭を下げながら森田のだらしのないジャージの下を横目でにらみつけてやった。
私案ですが「渋々頭を下げ、森田のだらしのないジャージの下を横目でにらみつける。」とするのはどうでしょうか。
>「バックパッカーのバイブルみたいな本よ。文庫も出てるから探してみるといいわ」 > 女性週刊誌に熱中していると思っていた関口さんが突然口を開いた。
この文脈において「女性週刊誌に熱中していると思っていた関口さん」は真新しすぎる情報だと思います。私の場合、関口さんがそこに居ることすら把握できていなかったので、唐突過ぎてうまく飲み込めませんでした。ここまでの叙述のなかのどこか適当な場所に「関口さんは女性週刊誌に熱中しているようだ。」などの文を入れてはどうでしょうか。 また、この作品では登場人物たちの立ち居振舞いがほとんど描かれていないので、まるでリアリティがありません。森田先生はいったいどこに居て話しているのでしょうか。
すみません、お節介が過ぎたかも……。 もし質問がありましたらこの掲示板かもしくはメールで受け付けます。
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